幡蔵寺
大山とやすらぎ観音様のお寺
臨済宗建長寺派 龍源山
当山は臨済宗建長寺派(総本山は神奈川県鎌倉市・建長寺)に属し、龍源山幡蔵寺(まんぞうじ)と号します。
創建された年代は不祥ですが、「新編相模国風土記」には、開山は長渓春和尚(天正19年正月4日寂)
と記されており、安土桃山時代に建てられたものと推定されます。
開山の長渓春和尚は伊勢原市三ノ宮にある能満寺の第二世だったことから、能満寺の隠居寺であったと考えられています。そのためであるかは不明ですが、明和5年(1768年)の記録では満蔵寺と記録されていますが、明治以降にこの土地である八幡谷戸の幡の字に変えたのではないかと推定されます。その後、天災火災等により、住職が不在の時期もあったため、これまでの由来について、定かではない点がたくさんあります。
本尊である如意輪観音菩薩は昭和43年4月に本堂および庫裏を再建した際に、秦野市金剛寺から譲り受けたものです。
また、昭和59年11月に現在の本堂、平成14年に客殿および庫裏を再建しました。